油圧プレス機械とは

油圧成形機の豆知識　2022年04月19日

油圧プレス機械とは油圧（液圧）によりラムを上下させ部品・製品などの対象物に圧力をかけるプレス機械です。
機械プレスや電動サーボプレスとは違い、ストロークが長く設定できストローク内であればどの位置でも圧力を発生することが可能です。その為、ゴム成形、樹脂成形、粉末成形等の小ロット生産から大量生産、プレスの対象物大小に関わらず幅広く使用されております。

🔶油圧プレスのメリット
1️⃣　小さな動力で大きな出力が得られる。
2️⃣　圧力を容易に調整できる。
3️⃣　速度を無段階に調整できる。
4️⃣　運動の方向を容易に変えられる。
5️⃣　過負荷の場合の安全装置が簡単である。
6️⃣　長時間、圧力を保持する事が可能
7️⃣　潤滑性、防錆効果のある作動油が可動部の摩耗を防ぐ。
8️⃣　振動が少なく円滑である。

🔶油圧プレスのデメリット
1️⃣　油漏れの恐れがある。
2️⃣　油の温度変化で、アクチュエータの速度が変わる。
3️⃣　騒音が大きい。
4️⃣　作動油の汚染管理が必要である。
5️⃣　空気圧ユニットなどと比べて配管作業が面倒である。

🔶油圧プレス機械のメンテナンス
油圧プレスは安全に使用するため、プレスの精度を保つために定期的なメンテナンスが必要です。
プレスの精度が落ちると…
1️⃣　プレス対象の製品の精度が落ちる
2️⃣　プレス機械自体の劣化による使用年数が減少する
3️⃣　金型を破損しやすくなる
など、製品精度や製品寿命の安全性に問題が生じてきます。
油圧プレス機械を長く安全にご利用いただくため定期点検が必要となります。
⇒油圧プレス機械の定期点検についてはこちら

株式会社岩城工業では、各種油圧プレス機械の製造・修理・メンテンスを行っております。

🔶油圧プレス機械各種製品

熱プレス成形機
ゴムや樹脂の成形やフィルム接着等に最適。
熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、熱接着、積層等、加熱MAX800℃、急冷にも対応可能です。